「語学留学を3か月すると、どんな効果が得られるの?」
実際に語学留学を4か月した経験から、「英語力はどれくらい向上するのか」「英語力以外に何が得られたのか」の2つをご紹介します。
【こんな方に読んで欲しい】
・語学留学に興味がある
・留学の効果・意味について知りたい
・英語学習に興味がある
結論から言うと、「日常会話レベル」は3か月で達成できます。3か月目には突然英語のレベルがあがったことを実感し、何も考えなくても英語が喋れている自分に気が付きます。
☑当記事のコンテンツ
・語学留学3か月の効果はどれくらい?
・語学留学4か月目の効果は?
・英語力以外に得られるものって?【4つ】
留学3か月の効果はどれくらい?
まず私の留学前の英語力についてご紹介します。
留学直前に受けたTOEICのL&R試験で420点でした。この試験の平均点は578.4点ですので、そこそこ低いです。
大学は理系の大学で、英語の勉強は大学受験以来ほとんどしていませんでした。よって授業以外は3年間何もやっていないことになります。
この状態から留学し、3か月で英語力(特にスピーキング能力とリスニング能力)はかなり上がりました。月ごとの英語力の遷移は以下の感じです。
留学1か月目
【単語の羅列でしか意思を伝えることができないし、相手が何を言っているのか理解できないことが多い】特にネイティブスピーカーと会話する時は本当に相手が何を言っているのかわからなくて笑ってしまいそうでしたが、気合で理解しました。
留学前に勉強をまともにしてなかったのをかなり後悔したのを覚えています。【どのくらいの英語力で留学をスタートさせるのか】は間違いなく大切です。
こちらの記事→→「留学生が語学学校に入学する前これだけはやっておいた方が良いと実感した英語学習【体験談】」で詳しく紹介していますが、中学三年生レベルの英語までをスピーキングまで完璧に抑えることができればとりあえず十分だと思います。
そしてこう考えると、義務教育は大切なことを教えているんだなあと感じますね。
留学2か月目
【必死に頭で文を組み立てながら話すことができるようになる。言葉も少しは聞き取れるようになってくる】
そして受験期に頑張っていた単語や文法など英語に関する知識が徐々に戻ってきましたが、依然ネイティブスピーカーとの会話は難しかったです。
この頃からクラスメイトのイントネーションにも慣れ始めて、英語を話すのが楽しくなってきました(語学学校には色々な国の人達が集まるのですが、みんな母国語の癖を残しつつ英語を話します)。
留学3か月目
【突然英語のレベルがあがったことを実感。何も考えなくても英語が喋れている自分に気が付きます】
この時期からネイティブスピーカーが何を言っているかがわかるようになり、ちゃんと会話をできるようになりました。英語で会話をするのがとても楽しく感じると同時に、英語はただのツールなんだなあと強く実感したのを覚えています。
ただ、簡単な日常英語であればつらつらと話せるのですが、難しい話題や、医療用語など専門的な単語が出てくる会話は難しいです。
語学留学4か月目の効果は?
【リスニング力がかなり上昇していることを実感。グループで会話する際、みんなの会話を問題なく聞き取れる】道を歩いていて色んな人の会話が入ってくるようになりました。あとは洋楽の聞き方が変わりましたね。
スピーキング力は、流暢とは程遠いですが3分間くらいのスピーチも小さいメモ用紙1枚あれば乗り切れるくらいです。
しかし依然、厚めな単語の壁とスラングの壁にぶち当たっています。聞き取れるけど、「○○ってどういう意味?」と聞く状況が多くなりましたし、「△△って英語でなんて言うんだろう?」と考える機会が増え始めました。
ネイティブスピーカーや英語がかなり話せる人と会話する機会が増える程、こうした状況に陥ることが多くなりますね。
この4か月の総評
試験を受けていないので感覚になりますが、目に見えて英語力は伸びました。ただ、冒頭でも書いた通り日本で予めしっかりと勉強していれば、今頃もっと高いレベルにいただろうなと思います。
4か月の留学は「日常会話レベル」に到達するには十分な期間だと感じます。ただここから仕事で使える英語レベルまで向上させるには、かなり時間がかかりそうです。
この記事を読まれている方で将来的に留学する予定の方がいらっしゃいましたら、是非私の反省を活かして頂けたらと思います。繰り返しですが、留学前にどれだけ英語を学習しておくかはマジで大切です。
続いて、留学に来て英語以外に得られたものを紹介します。
語学留学で英語力以外に得られるもの
ここまでは英語力に重点を置いて留学の効果について述べてきました。ここからは、英語力以外に留学から何が得られるのかについて紹介します。
友達
留学にこなかったら確実に出会えなかっただろう友達が世界中に出来ました。それぞれ抱えている背景が違うのはとても面白いです。(大学教授やボディビルダーなど、かなりバラエティーに富んでいます笑)
出会いが人生を変えていくと思っている派の私としましては、これらの経験はすごく価値があるものだと感じています。
時間
まとまった時間が得られます。友達と思いっきり遊ぶことも、自分が好きなことを思いっきりすることもできます。
私は主にWEBに関する学習をやっております。当サイトでは【語学留学×プログラミング】をかなり推しておりますので、興味のある方は以下の記事をご確認下さい。
参考記事→→「語学留学とプログラミング学習の親和性が高い話【経験談】」
価値観
日本の当たり前は日本の外に出ると当たり前ではないことを感覚で理解しました。オーストラリアに来たことで自分が持っていた価値観は少し「いびつ」だったかもしれないと思っています。
これは海外に出ないと感じることができないことだと思います。日本で海外の文化をいくらググっても、どこか他人事のように感じてしまいますしね。
余談ですが、文化というのはある種最強の洗脳ですね。「××人は~~みたいな性格」のような偏見が生まれる理由も分からなくはありません。人の性格の約50%が環境によって作られるのは良く知られていますが、その環境は文化にかなり影響されるので。
生活力
この留学が初めての一人暮らしだったのでかなり不安に感じている面もありました。しかしありがたいことに、現代はGoogle検索で自分が求めている情報が一瞬で手に入ります。なんとかなっちゃいますね。
食事や洗濯、掃除に関する知識は一通り身に付きました。思わぬ副産物です。
この4か月の留学生活を振り返って
人生でこんなに自分がやりたいことだけにコミットできる期間があるとは思っていませんでした。とても密度高い日々を送ることができています。
これから留学を考えている方の参考になればと思います。今回は以上です。
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