オーストラリアの価格感はざっくり日本の120~150%くらいです。地域によって土地代が全然違ったり、500mlのコーラが240円なのに対し1.5lのコーラが160円で売ってたりするバグが発生しているから、断言はできないですが。
とはいえ、日本より物価が高いことは間違いありません。そんなオーストラリアでも、2つのことに注意すれば日本以下の生活費で過ごすことは可能です(地域差かなりあり)。
そこで当記事ではオーストラリア留学をする上で節約するための最重要項目を2つ紹介します。
結論から言うと、「節約の起点は家賃から」ということを知り、「オーストラリアの価格感を身に付ける」ことができた人が節約を手にします。
☑当記事のコンテンツ
・節約できるかは、住む家で決まります
・オーストラリアの価格感を身につけましょう
節約できるかは、住む家で決まります
オーストラリアでの生活において、生活費の中で1番金額が大きいのは家賃代です。ここを抑えることが、最も費用対効果の高い節約法です。
分かりやすく、週に5日間学校に通うAさんとBさんとCさんの例を挙げて理由を考えます。
Aさん:家賃125ドル/週、お昼と水はスーパーで毎日購入。徒歩通学。
Bさん:家賃155ドル/週、お昼はお弁当で水筒持参。徒歩通学。
Cさん:家賃135ドル/週、お昼はお弁当で水筒持参だが、通学に交通機関を利用。
この三人の1週間の生活コストは以下の様になります。(週末は除く)
※スーパーで購入するお昼を8ドル、水を1ドル、お弁当は3ドル相当、交通機関は1日に4ドルとして換算する。また、1ドル=約80円
Aさん:170ドル/週
Bさん:170ドル/週
Cさん:170ドル/週
何を隠そうAさん~Cさんは私の友人の例です。そして、この全員を「お昼はお弁当で水筒持参。徒歩通学」という条件に当てはめます。
Aさん:140ドル/週(週に30ドルの節約)
Bさん:170ドル/週(変わらず)
Cさん:150ドル/週(週に20ドルの節約)
この結果を見てわかることは「節約を考えるなら、まずは家賃から見直すべき」ことと、「交通費は家賃代に含めて考えるべき」ことの2つです。
まず、当初最も行動に節約志向が現れていたBさんは、節約する意思を微塵も感じさせないAさんと同じ金額を使っています。
そしてCさんは節約志向かつ家賃も安いところに住んでいますが、家の場所が学校から遠いために交通費がかさみます。これならこの3人の中で最も家賃が高く、いい部屋に住んでいるだろうBさんの家で暮らしたほうが快適です。学校も徒歩圏内ですし。
そしてAさんがもし節約を始めたら、5週間で150ドルの節約です。これはゴールドコーストからシドニーへの往復の航空券と同じ金額です。
なので、オーストラリアで節約を考えている方は【自分の許容範囲内の環境で最も安い】かつ【学校や職場など、毎日通う場所の徒歩圏内】の住まいに住むことが一歩目です。水筒やお弁当など細かい節約よりまずはそちらを考えましょう。
家賃代をガッツリ落として節約に繋げることができます。逆に言えば、高い住まいに住んでいると大きな節約に繋げることは難しいです。オーストラリアで住まい探しをする方法はこちらからどうぞ→→「【保存版】オーストラリアで部屋探しをする方法」
ここからは、オーストラリアにおける生活費の中で、家賃の次に大きな食料費に関わることについての紹介です。
オーストラリアの価格感を身につけましょう
日本にいると「このお肉でこの値段は高い!」や「卵が今日はこの値段で買える。安い!」などの価格感が身に付いていますよね。何年もその地域で生活していると、勝手に物の相場がわかります。
そうした日本の価格感はオーストラリアで全く通用しません。冒頭で書いたように、500mlのコーラが240円なのに対し1.5lのコーラが160円で売ってたり、商品一つ一つの量が多かったりするので最初はかなり困惑します。
極めつけはセール品がかなり多いです。毎日大量の商品がセール品として陳列されているので、「いつ・どこで・何が安く買えるのか」を全て覚えることは至難の業でしょう。
これらの価格感の違いは税と国民性の違いにあると肌で感じました。まず、オーストラリアの税のかかり方は日本とは全く違います。生活に最低限必要なものにはほとんどかかっていません。例えば700gもの大量の食パンは1.5ドル(約120円)で買えます。
そして国民性です。人にもよりますが、現地の方は日本人ほど値段にシビアではありません。しかし私達は日本人です。いかに賢く買い物をするかで節約できるかを嫌と言うほど学んできました。
日本の節約術をオーストラリアに持ち込むために、まずは「オーストラリアの価格感」を身につけることが必要です。オーストラリアに来て初めは余裕が無いと思います。しかし、できるだけ節約したいのであれば最初の1か月で現地の価格感を身につけるべきです。
レストランやスーパー、ショッピングセンターなど、オーストラリアの物価が表れる場所は沢山あります。そこから沢山の物の金額を学んでください。
そうすると、自分の中で金額を測る尺度、つまり価格感が生まれます。それを身に着けておくと、「よく分からないけど必要だから買っておこう」から「これは高いから次のセールまで待とうor代わりにこっちを買おう」という考え方ができます。
ここまでで紹介した、家賃についての考え方と食料代に関する考え方を頭に入れておくことで、オーストラリアで節約できます。
私自身この考え方を実践することで、「水道光熱費含め家賃は月4万、食費は月2万以下」という状況をオーストラリアで不自由なく達成しております。ただし、これはゴールドコーストの中での話ですので、家賃代が高騰しているシドニー等では再現できない金額です。
割と通学などの交通費にお金を使ってしまうパターンが多いと思うので、節約を志す方はとにかく住まいから見直して下さい。
そして、食料費にも気を使うことができれば毎月違う都市への航空券代くらいは楽に節約することが出来るでしょう。
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