ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、日本と協定を結んでいる国に1年間、就労しつつ滞在を許される制度です。原則として、1つの国につきビザの発行は1度までです。
確かに海外に長期滞在をする際、ワーキングホリデーは比較的お手軽な方法です。しかし、よく考えて使わないと将来の可能性を潰してしまうことになりかねません。生涯で1度きりの制度なので。
そこで当記事ではワーキングホリデーの色々な使い方を紹介します。特にオーストラリアで就労・移住・永住を希望する方と、ワーキングホリデーをキャリアアップに繋げたい方は気を付けて下さい。
☑当記事のコンテンツ
・そもそもワーキングホリデーで出来ることって?
・本当にワーキングホリデービザでしか出来ないことか、必ず考えましょう
・意外な使い方を知り、選択肢を広げよう
・ワーキングホリデーで後悔しないために
そもそもワーキングホリデーで出来ることって?
まずはワーキングホリデー(ワーホリ)で出来ることを紹介します。※当記事ではオーストラリアのワーキングホリデーについてです。国によって違いがありますので注意してください。
✔出来ること
・1年間働きながらオーストラリアに滞在できる
・語学学校にも4か月間通える
・ファームで3か月間働くなど、ある条件をクリアすればセカンドビザを発行し、もう一年オーストラリアに滞在できる
次に、ワーキングホリデーの2つの制限を確認します。
✔制限2つ
・制度を利用できるのは18~30歳の方だけ
・1つの国につき原則1度までしかビザが発行できない
ワーキングホリデービザは万能なビザですが、以上の制限があります。生涯1度きりのチャンスですので、ちゃんと考えて使わないといけません。
したがって、ビザの発行前に、次の点については必ず考えておきましょう。
本当にワーキングホリデービザでしか出来ないことか、必ず考えましょう
というのもオーストラリアの場合、大体のことはワーキングホリデービザ以外でもできます。
例えば語学留学や、語学学校に通いながら現地のレストランで働くといったことは学生ビザで普通にできます。
ですので「最初は英語に自信がないから語学学校で4か月間勉強して、その後現地で働く」というプランをワーキングホリデーで立てた場合、その最初の4か月間が少しだけもったいないように感じます。
当サイトで何度か紹介しているように、英語学習はぶっちゃけ日本で完結するので。しかも、留学するより安く(時間はかかりますが)。※詳しくは「英語学習」のカテゴリーへどうぞ
ただ、ワーキングホリデーは比較的お手軽な滞在手段であることは事実です。「絶対に自分の人生で海外生活をするのは1回きり!」「オーストラリアで就労・移住する気はない!」と決めているのであれば、むしろワーキングホリデーが1番良い選択になり得ます。
意外な使い方を知り、選択肢を広げよう
当記事を書くに至った経緯は、以下の様な使い方をしている方を知ったからです。
・ワーキングホリデービザで入国→200企業にインターンの申込メールを送信→1社から受け入れ獲得→現在インターン中
・ワーキングホリデービザで入国し、すぐに就職活動→エンジニア職を獲得→企業にスポンサーになってもらい、ビジネスビザへ繋げる
・ダイバーの資格を日本で取得後、ワーキングホリデービザで入国→すぐにダイバー職を獲得
あくまで例ですが、いかがでしょうか?「そんなこともできるのか」と驚きました。
私は正直、少し前までは「ワーキングホリデーは語学留学と海外経験がメインのもの」だとばかり思っていました。名前にもホリデー(休暇)とありますし。
しかしこういった使い方を実際にしている人を知ったことで、完全にワーキングホリデーの捉え方が変わりましたね。人生をかなり大きく変えることもできる制度だと認識するようになりました。
ワーキングホリデーで後悔しないために
ワーキングホリデーの在り方なんて人それぞれですので、以上のキャリアアップに繋げるものだけが良いワーホリだなんて言うつもりはありません。
先ほども述べたように、比較的手軽に海外に滞在できる手段ですので、この制度を利用するのは一つの方法です。
また、実際に海外で生活することでのみ学べることは沢山あります。そして、海外経験はそれだけで人生の財産となるでしょう。
ただ、ワーキングホリデーの色々な使い方を知らなければ、機会損失に繋がります。年齢制限もあるので。そこで、色々な可能性を提示したいという思いで当記事を作成しました。
もしもワーキングホリデーを「就労・移住・永住」や「キャリアアップ」に繋げたいのならば入念な準備が必要です。入国前までに英語の勉強+自分がオーストラリアで何がしたいかを明確に決めておきましょう。
そして、もしワーキングホリデーで何がしたいかがわからないなら、それは他のビザでも実現可能か再考しましょう。そのくらいワーキングホリデーの可能性は無限大です。
今回は以上です。
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