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【留学する意味ってあるの?】ネットが発達した現代の留学する意味とは【後悔したくない人へ】

この記事では、google翻訳などのツールが発達し、インターネットで世界中の誰とでもコンタクトがとれる現代で、留学という選択をする意味について紹介します。

 

【こんな方に読んで欲しい】

・留学を考えている方

・現在留学中の方

・留学をする意味が分からない方

 

「google翻訳あるし留学する意味なくない?」という発言が最近よく耳に入ります。そもそも昔は、料理や何かしらの技術など、現地でしか学べないことが沢山ありました。それ故に留学は、ある意味必要不可欠なことだったのですね。

 

しかし今はネットがあり、スマホがあります。ほとんどのことはネットから学べます。

 

さて、そんな現代で留学する意味とは、一体なんなのでしょうか?結論は、「キャリア形成の為」です。

 

☑当記事のコンテンツ

・それって「留学」?「観光」?

・日本の就職事情と留学の関係

・目指すべき留学の在り方

・あなたはある企業の面接官。どちらを採用しますか?

・日本人が陥る留学の落とし穴

それって「留学」?「観光」?

 

皆さんは「留学」と聞いてどういったものを思い浮かべますか?

美しい街並みの外国で生活し、沢山の外国の友達を作って、バイトも勉強も頑張って、毎週末には観光に行って・・・

 

これが大多数の日本人が思い浮かべる「留学」であり、実際そういう留学をした・している方もたくさんいらっしゃるかと思います。

 


ぶっちゃけ、これらは観光ビザでできちゃう「観光」だと思うんですよね。
オーストラリアを例に挙げると、オーストラリアにはETAS(Electric Travel Authority System)という渡航許可のビザがあり、これを取得することによって、3か月間の観光や語学留学、ビジネスを目的とした滞在が可能になります。

 

3か月もあれば、学校に行って友達を作ったり観光に行ったりすることはできますよね。

 

もちろん、それが悪いことだと言うつもりは全くありません。異なる背景を持つ国に行き、他国の人達と英語で会話をすることは多角的な視野の獲得や人生経験としてかなりプラスに作用することでしょう。

 

しかし、それらと引き換えに「留学」を1年間程するのは、日本における留学後のキャリアを見据えた時に、デメリットが目立ちます。よって、先ほど述べたような目的で「留学」を志している方には観光ビザで十分できる「観光」をお勧めします。

日本の就職事情と留学の関係

 

日本社会はブランクを良しとする風潮がまだありません。留学後のキャリアまで見据えた時に、“1年間のブランク”と“語学学校の卒業証書と一年間の海外経験”を比べると、あまりに割に合いません。

 

また、現代で日本人が英語を日常会話レベルまで学んだからといって市場で優位性が獲得できるかというとそうではありませんよね。確かにTOEICのハイスコアは就職活動において優位に働きますが、それは極端な話日本で働きながら得ることができます。よって、そうした「留学」はコストパフォーマンスが悪いと考えられます。

 

もちろん英語を自身の優位性として確立する方法はあると思います。例えば日本語と英語の翻訳者や通訳者は、日本人でありながら英語にかなり長けており、それを武器に仕事に変えています。

 

しかし、ここまでハイレベルな英語を扱えるようになるためにはかなりの勉強量が必要不可欠です。1年間海外で英語を学んだくらいで到達できる領域ではありません。

目指すべき留学の在り方

 


以上を踏まえた上で、現代における留学する意味とは、キャリアを形成する為だと考えます。

言い換えるなら、最近話題の「グローバル人材」になるためです。

 

グローバル人材とは、世界中のどこでも自分の優位性を活かし価値を生み出すことができる人だと認識しています(間違っていたら申し訳ありません)。例えば海外企業に勤務する日本人プログラマやエンジニア。

 


彼らは外国人というデメリットを背負いながらも、それを補って余りある技術力を武器に異国のフィールドで日々価値を生み出しています。

 

優位性は何も技術職に限った話ではなく、営業職等における交渉スキルや発想力も突き抜ければかなりのアドバンテージです。どんな業界にも優位性を確立している人々はいらっしゃいます。こうしたスペシャリスト達がグローバル人材になり得るでしょう。

 

このキャリア形成の為の、言い換えるとグローバル人材になるための留学には確かな留学の目的・プラン・準備が必要です。以下に2つ例を示します。

あなたはある企業の面接官。留学経験者のどちらを採用しますか?

 

Aさん「私は以前から留学に興味があり、2年間ほど海外で生活しました。語学学校に通いつつ現地のレストランでアルバイトをしました。そこで私は多角的な視野を身につけることができ、語学力も日常会話レベルまで上がりました。」

 

Bさん「私は海外でこれまで培った自分の開発力をより向上させるべく、現地の専門学校を卒業しました。さらに現地のベンチャーで2年程エンジニアとして働きました。」

 

分かりやすいようにかなり極端な例を挙げました。AさんとBさんのどちらが明確な目的・プラン・準備を持った方でしょうか?どちらがキャリア形成の為の留学を行えた方でしょうか?

 

あなたが企業の面接官だと仮定した時に、どちらを採用したいかです。留学も、以上の例の様に企業がブランクとみなさなければ立派なキャリア形成です。Bさんの例はかなり完璧な留学プランだと思いますので目指すべき留学ですが、ここまで完璧でなくても良いと思います。

 

「語学留学中に、海外で日本人の視点から何かサービス展開ができないかと考えプログラミングを勉強し、こうしたWEBサービスを開発しました」などは、キャリア形成のための留学と言えるでしょう。他にも沢山の目的があると思います。

 

留学の目的を明確にし、それをいかにして達成したかが重要だと考えます。

日本人が陥る留学の落とし穴

 

そもそも、留学に対して漠然とした憧れのある人が多すぎると思います。海外に行けば何かが変わると思っている人は、わずか一握りの「海外留学して運命の出会い(人や天職)を果たし、人生が180度変わった」人だけを見て、留学すれば人生が変わるなんて思っていませんか?冷静に考えましょう。

 


そんな人は万に一人の幸運の持ち主か、留学前、あるいは留学に来て一生懸命自分がなすべきことを考えて実行に移した人だけ
です。

 

1年間留学をすることで生涯年収1年分、何百万円分の機会損失をしているわけです。留学費用とは別に。さらに職歴にブランクができます。これは社会人に限らず、休学して留学をした学生も同じことが言えます(休学せずとも長期留学できる大学は沢山あります)。

 

そうしたデメリットを覆すほどのリターンを留学から得たい人は多いはずです。しかし、実際にこうした事まで考えて留学をしている人は少ないように感じます。

 

莫大なお金と時間がかかる留学です。本人が観光の延長である「留学」を望んでいるのなら、それも留学の一つのあり方だと思います。しかし、留学して人生を変えたいと思っている方は今一度、なぜ留学をしたいのか?と自分に問いかけて頂きたいです。

結論

 

英語の勉強は、極端な話日本で完結します(もちろん、現地の語学学校に通うことで、かなりのスピードで英語は上達します)。

 

なぜ留学を決意したのか目的を明確にし、より実りのある留学にして頂ければ幸いです。そうすることで、自ずとキャリア形成の為の留学に近づくはずです。さらに、今現在留学をしている方も、海外で自分が何を成せるか考え、実行に移してみてはいかがでしょうか?

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