【こんな疑問を持つ方に読んで欲しい】
・ワーホリの失敗って、どんなことがあるんだろう?
・失敗しないための方法も知りたいな
・ワーホリを通して英語力は伸びるの?
こんな疑問にお答えします。
こんにちは、キムラタクヤ(@Takuya_3003)です。
ワーキングホリデー(以下ワーホリ)を検討している人の中には「ワーホリで失敗したくないし、できることなら英語力を伸ばしたい」と考えている人が多くいらっしゃるでしょう。
結論をお伝えすると、ワーホリは失敗する可能性がとても高い上に、英語力がなかなか伸びないという事態にも陥りやすいです。
しかし、対策をきちんとすれば、失敗してしまう可能性を減らすことができます。
そこで今回の記事では、ワーホリの失敗談とその対処方法や、英語力の伸ばし方についてお話していきます。
僕は2017年に、実際にオーストラリアでのワーキングホリデーを経験しているため、生の情報を提供することが可能です。
この記事を読んで、ワーホリの失敗例に関する知識を深め、有意義なワーホリ生活を送ってください。
☑当記事のコンテンツ
・ワーホリとは?
・ワーホリにおける5つの失敗例
・ワーホリを失敗させないための方法
・ワーホリを通して英語力は伸びるのか?
ワーホリとは?
本題に入る前に、まずはワーホリの概要を説明します。以下は外務省による、ワーホリの紹介文です。
ワーキング・ホリデー制度とは,二国・地域間の取決め等に基づき,各々が,相手国・地域の青少年に対し,休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。各々の国・地域が,その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し,二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。
引用:外務省公式HP
ざっくり要約すると、ワーホリは「若者に海外での生活を体験してもらうための制度」といえます。
2019年7月時点で日本と協定を結んでいる国は23カ国あり、日本人の場合は18歳から30歳までが対象です。
ワーホリはビザの取得が、学生ビザや就労ビザなどと比較して容易なことから、お手軽に海外での生活を経験できる制度として人気があります。
しかし気軽にできる制度であるからこそ、準備を怠ってしまい、後悔の多いワーホリ生活を過ごしてしまう人も多いのです。
ワーホリにおける5つの失敗例
このように、若者が海外に出ることを支援しているワーホリ制度ですが、失敗例も数多くあります。まずはどんな失敗例があるのか見ていきましょう。
ワーホリにおける主な失敗例は以下の5つです。
✓ワーホリにおける5つの失敗例
・お金がない
・友達ができない
・英語力が伸びない
・生活に刺激がない
・環境に適合できない
以上を詳しく見ていきます。
お金がない
ワーホリは若い人のための制度であり、資金に余裕がない状態で行く人が多いです。
そのため現地で働いてお金を稼ぎながら生活する人が大半なのですが、ここで大きな壁にぶち当たります。
いわゆる言語の壁です。
それなりに英語ができる状態であれば大きな問題ではありませんが、日常のコミュニケーションがままならないようなレベルだと、仕事もなかなか見つかりません。
長期間貯金を切り崩して生活していくうちに焦る気持ちが生まれ、精神的に滅入ってしまうことも珍しくないのです。
ちなみに僕がオーストラリアにワーホリをしていたときは、10万円程度の蓄えしかない状態で渡航したので、ゆったりする時間などありませんでした。
十分なお金がないことにより気持ちの余裕がなくなり、ワーホリで失敗してしまうケースはとても多いです。
友達ができない
ワーホリ中は自分から積極的に行動しなければ、友達を作ることは難しいです。
どこの国にも日本人同士が固まっているコミュニティがあるはずですが、ワーホリに行く人の中には、日本人よりも現地の人との交流を楽しみたいと考える人が多くいます。
そのような人の中には、日本人と関わることを避けてしまうタイプの人もいて、そうなると余計に孤独に陥りやすくなってしまうのです。
孤独になってしまうと、日々の生活の充実感が低下してしまい、結果として満足のゆくワーホリ生活を送りづらくなってしまうでしょう。
英語力が伸びない
ワーホリの目的として、英語力の向上を掲げている人は多くいると思います。しかし、ワーホリ中に英語力を伸ばすのは簡単なことではありません。
既に英語が話せる人であればまだしも、自己紹介すらままならないような初級者がいきなり海外に飛び出しても、なかなか英語力を伸ばせないです。
そもそも英語力が低すぎると、アウトプットの機会すら満足に作れません。
実際に僕は、ワーホリを長期間しても、ろくに英語力を伸ばさずに帰国していった人を何人も見てきました。
ワーホリ中に十分な英語力を身につけることは、簡単ではないことを覚えておいてください。
生活に刺激がない
ワーホリに対する期待値を上げすぎて、現地に到着してから「思っていたのと違った……」と後悔するケースも少なくはありません。
僕もまったく同じ経験をしていて、ワーホリ開始1週間後には生活に飽きてしまいました。
何か明確な目標を持っていればまだしも、僕の場合は「オーストラリアに行くこと自体」を目的としてしまっていたので、着いた段階でゴールだったのです。
僕の例は少し極端ですが、ワーホリ生活に飽きてしまう人は一定数います。
ワーホリに大きな刺激を求めている人は、イメージとのギャップに落胆してしまう可能性が高いです。
環境に適合できない
ワーホリでは、現地に長期間暮らすことになるので、その土地の雰囲気や文化、食事が合わない場合もあります。
海外経験が豊富な人であればまだしも、それまでに長期間の海外生活経験のない人にとっては、厳しい日々が待っているかもしれません。
僕はワーホリ前にフィリピン留学を経験していたため、海外での暮らしに耐性がありました。
それでも、慣れるまでに1ヶ月程度の時間がかかったので、繊細な人にとっては生活するだけで苦労が絶えない可能性もあります。
ワーホリを失敗させないための方法
さて、ここまでワーホリの失敗例を挙げてきました。
しかし、この記事を読んでいるみなさんの中には「ワーホリに行く気満々だから、失敗しないで済む方法を知りたい!」と思っている人も多いと思います。
結論を申し上げますと、満足のゆくワーホリにするためには、相当な覚悟と努力が必要です。そのための事前準備として、以下の内容を参考にしてください。
ここからは、ワーホリを失敗させないための方法を紹介していきます。
✓ワーホリを失敗させない方法
・事前に計画を立てておく
・ワーホリ中の目標を明確にしておく
・できるだけ多くの人と触れ合うようにする
・日本でできることはワーホリ前に終わらせておく
それぞれ見ていきましょう。
事前に計画を立てておく
有意義なワーホリ生活を送るためには、事前に入念な計画を立てておくことが必須です。
無計画なままワーホリに行くと、すぐに軸がブレてしまい、失敗に繋がりやすくなってしまいます。
ちなみに僕は、完全に無計画でワーホリをしました。
どのくらい無計画だったかというと、最初の1週間だけバックパッカー宿を予約しておき、後の計画は“ゼロ”という無鉄砲さ。
その期間で住む場所や仕事は見つかったから良いものの、急いで探したせいもあって条件が良い場所は見つけられませんでした。
少なくとも、住む場所と働き口の目星は事前につけておきましょう。
ワーホリ中の目標を明確にしておく
ワーホリに限った話ではありませんが、人は目標が定まっていないと頑張れません。
ただでさえ失敗しやすいワーホリをするのに、目標がない状態でワーホリに挑戦した場合、間違いなく後悔することになるでしょう。
上述した通り、僕の場合はオーストラリアに住むことを目的にしていたので、到着した瞬間にモチベーションのピークが過ぎてしまいました。
みなさんはぜひ、渡航前に明確な目標を立てておき、有意義なワーホリにしてください。
できるだけ多くの人と触れ合うようにする
ワーホリを考えている人の中には「せっかく海外に来たのだから日本人とは極力関わりたくない!」と思う人が大勢います。
その気持ちも痛いほどわかりますが、心がつらくなるので止めておいたほうがいいです。
慣れない海外の地に来ている上に、人間関係まで制限してしまうと、いつか耐えられなくなってしまうときが来てしまうはずです。
そのため個人的には、まずは日本人コミュニティに所属して、そこから徐々に交友関係を広げていくことをおすすめします。
そこから得られる情報や経験も数多くあるので、根気強く付き合っていくことが大切です。
ワーホリを失敗させないために、自分から積極的に人と接するようにしてください。
日本でできることはワーホリ前に終わらせておく
ワーホリ前には、ある程度の準備期間を設けている人が大半だと思うので、その間にできることは終わらせておきましょう。
具体的には、上述した住む場所・仕事先などのリサーチや英語学習です。
事前に落ち着いて準備しておくことで、失敗するリスクを減らせます。
特に英語学習は入念に行なっておくべきで、僕の場合はフィリピン留学を通して、日常に困らない程度の英語力を身につけておきました。
その結果、TOEICでいうと当時は620点あったのですが、これでも「ギリギリ英語で困らないレベル」だったので、300点や400点しか取れない英語力で行くと挫折する確率がかなり高いです。
最低限、中学・高校レベルの英語の基礎を習得した上で、できることならTOEIC600点以上の英語力を目指してください。
ワーホリを通して英語力は伸びるのか?
ワーホリに挑戦する人の中には、英語力がほとんどない状態で現地に行き、英語力を伸ばしたいと考えている人も多くいます。
しかし先ほどお話した通り、中学・高校レベルの英語力が身についていない状態でワーホリをしても、なかなか思うように英語力は伸ばせません。
英語がほとんどできない状態では、英語環境の仕事に就くのはまず不可能なので、じっくり勉強したいのなら語学学校に行くという選択が主になります。
しかし、ワーホリ人気国であるカナダやオーストラリアの語学学校は、費用が高い上にグループレッスン主体なので、コストパフォーマンスがあまり良くありません。
そのためワーホリ中に英語力を伸ばしたいのであれば、英語で最低限のコミュニケーションが取れるレベルまで到達しておきましょう。
具体的には、先ほどもお伝えした通り、TOEIC600点レベルの英語力です。
これだけあれば英語の基礎は身についている状態なので、英語環境で生活することにより、活きた英語を習得できます。
有意義なワーホリ生活を送るために、ぜひ渡航前に英語力を伸ばしておきましょう。
以下の記事では、日本にいながら英語力を向上させるための学習方法を紹介しています。合わせてご覧ください。
>>英語学習にお金を出す時代はもう終わり?【YouTubeはやはり最強だった話】
おわりに:ワーホリを失敗させないためには事前準備が必須です
今回は、ワーホリにおける失敗例やその対策方法についてお話しました。
ワーホリに対してキラキラしたイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実際はそんなに甘くはありません。
ワーホリは失敗する可能性が高いということを常に頭に入れておき、事前準備を入念にしてください。
この記事の内容を参考に、ワーホリを成功させられる確率を少しでも高めましょう!
この記事を書いた人→→キムラタクヤ(@Takuya_3003)さん
キムラタクヤさんのブログはこちら→→外こもりブログ
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