「1人で出来る英語のスピーキング練習方法は無いの?」
この疑問にお答えします。オススメの練習はいくつかありますが、当記事では実際に私が効果的だと感じたものについてご紹介します。
※当記事は文法の知識がある程度(少なくとも中学で習う英文法は)分かっている方に向けて書いています。
文法の知識が無い状態でスピーキングの練習をすると悪い癖が付いてしまうので、スピーキングの練習に入る前に最低限は勉強しておきましょう。この理由も当記事後半で紹介しています。
【こんな方に読んで欲しい】
・英語のスピーキング練習がしたい
・どうやって英語のスピーキングを上達させるか知りたい
・スピーキングの勉強法に興味がある
最強の1人で出来るスピーキング練習方法は、「人に説明することを想定した独り言」と「シャドーイング」です。正直一番効果的なのは人と会話することですが、今回は論点を「1人で出来ること」に絞ります。
☑当記事のコンテンツ
・1人で出来る英語のスピーキング練習法を紹介します
・なぜ文法の知識がある程度無いといけないのか
1人で出来る英語のスピーキング練習法を紹介します
冒頭でも触れた通り、1人で出来るスピーキング練習方法は以下の二つです。
✓効果的なスピーキング練習方法2つ
・人に説明することを想定した独り言
・シャドーイング
それでは詳しく紹介します。
人に説明することを想定した独り言
人が目の前にいると仮定して話すのは、かなり効果的なスピーキング練習方法です。以下でかなり効果的な独り言を行うためのやり方をご紹介します。
✓練習方法
・3分以上話続ける
・必ず録音する
・同じ内容で練習を繰り返す
3分間英語を話続けると必ず「How can I explain/say?」と思う場面は必ず出てきます。話し終わったら、英英辞典を使って調べ上げましょう。LEXICO…https://www.lexico.comがオススメです。
そして録音した音声を聞くことで、自分が苦手な発音やどういうテンポで話しているかを客観的に聞くことが出来ます。
新たな単語や表現を覚えた上で、同じトピックについて再び話します。発音も改善させるように意識して下さい。これを3回ほど繰り返せば新たな表現も自分のものにできますよ。
トピックは何でも構いません。参考までに私が良く使っていた例を挙げます。
【これらについて英語で説明してみましょう】
・行ったことがある場所について
・尊敬する人物について
・昨日起きたニュースについて
・映画や漫画のストーリーについて
ちなみに、この練習は副産物的にライティングの練習にも効果大です。理由は簡単で、「自分の意見を外に出す」という点においてやってることは全く同じだからです。話すか書くかの違いですね。
シャドーイング
「人に説明することを想定した独り言」を応用練習とするなら、「シャドーイング」は基礎練習のようなものです。発音の向上とボキャブラリーを増やすことを狙えます。
シャドーイングのやり方は以下の通りです。簡単ですね。
【シャドーイングのやり方】
1.適当な英語の音源を見つける(YouTubeなどで)
2.音源を聞きながら、聞こえたように英語を話す
3.分からないことは英英辞典で調べる
英英辞典:LEXICO…https://www.lexico.com
YouTubeでの音源は海外のYouTuberや好きなアーティストのインタビュー動画、映画など、なんでも大丈夫です。YouTubeで「interview」や「movie」と検索すれば沢山見つかります。
気を付けたいことは、いきなり音源と同じように話すのは不可能ですので、30秒など短い時間で区切って何度も反復練習をすることです。
そこで出てきた熟語や単語は英英辞典で意味まで調べて、完全に自分のものにしましょう。
英語を話す際は「完全に自分のものになっている表現を組み合わせて文を作る」ことがほとんどです。シャドーイングで自分の引き出しを増やす効果が狙えます。
何と言っているのか分からない箇所も出てくると思うので、その時はYouTubeの字幕機能を使ってみて下さい。
なぜ文法の知識がある程度無いといけないのか
冒頭では以下の様な注釈を付けさせて頂きました。
“当記事は文法の知識がある程度(少なくとも中学で習う英文法は)分かっている方に向けて書いています。
文法の知識が無い状態でスピーキングの練習をすると悪い癖が付いてしまうので、スピーキングの練習に入る前に最低限は勉強しておきましょう。”
こう書いた理由について、以下の2つの観点からご紹介します。
✓文法の知識が必要な2つの理由
・悪い癖が付いてしまうと、遠回りです
・文法に頼ることが出来ると応用が効きます
悪い癖が付いてしまうと、遠回りです
正直、単語の羅列だけで意味が通じる場面は沢山あります。
そして「怖がらずにとにかく英語を喋る姿勢」というのは大切です。この姿勢が身に付いている人は、スピーキング力が爆上がりします。
ただ、爆上がりしている人は同時進行で「間違いを改善」できているから爆上がりしているのです。
例えば「Does someone tell you yesterday?」のように時制の誤りは頻繁にしてしまいます。スピーキングは一瞬で反応しなければいけないので、この手の間違いは初学者がしてしまいがちです。
ここで文法の知識があれば「あ、今の間違ってるな」と感じることができます。次からは時制により気を付けつつ話すことができますよね。
一方で文法の知識が無ければ、そもそも間違いに気付くことできないかもしれません。間違いに気付けないと、それを改善することは不可能ですよね。恐らく誰かに指摘されるまで同じような間違いをし続けるでしょう。時間の無駄です。
このような「間違いを認識できないままの状態で話している」と悪い癖となり、英語力の向上を減速させてしまいます。
したがって、文法の知識はある程度無ければなりません。
文法に頼ることが出来ると応用が効きます
実は「文法の知識が無ければならない」ことばかりでなく、「文法の知識があると良いこと」もあります。それはとっさの応用が効くことです。
先ほど、英語を話す際は「完全に自分のものになっている表現を組み合わせて文を作る」ことがほとんどだと書きました。しかし、自分が使いこなせる英語表現だけで会話ができる場面は限られています。
そこで役立つのが文法の知識です。とりあえず文法に当てはめながら文を組み立てると、相手の感じる違和感を最小限に抑えつつ会話をすることができます。
特に、英会話初学者の場合は英語を話す感覚が付いていないと思うので、文法の知識に助けられることが多いです。私も留学に来て3か月目まではほとんど文法に助けられながら会話をしていました。
まとめ
当記事では効果的なスピーキングの練習方法を2つ紹介しました。
✓効果的なスピーキング練習方法2つ
・人に説明することを想定した独り言
・シャドーイング
そして、スピーキングの練習の為にはある程度(最低限でも中学校レベル)の文法知識は必要不可欠です。その理由は以下の2つでした。
✓文法の知識が必要な2つの理由
・悪い癖が付いてしまうと、遠回りです
・文法に頼ることが出来ると応用が効きます
1人でも出来る英語のスピーキング練習法はありますので、英語がより流暢に話せるようになりたい方にはオススメです。最後にオンラインスクールに興味がある方に参考記事だけ紹介します。今回は以上です。
参考記事→→「【2019年】オススメの英語学習オンラインスクール」
この記事へのコメントはありません。