「オーストラリア留学を考えているけど、費用はいくらくらいかかるんだろう?」
留学を志す方は必ず調べることになる留学費用。当記事では留学の種類・地域・期間別に分けて詳しく紹介します。
【こんな方に読んで欲しい】
・オーストラリア留学を考えている
・留学には具体的にどれくらいの費用がかかるのか知りたい
・オーストラリアについて興味がある
【留学費用=共通の出費+授業料+滞在費+生活費】
当記事では上記の公式の様に金額を足していけば、留学費用の概算見積もりができるように作成しています。
☑当記事のコンテンツ
・オーストラリア留学にかかる費用はどれくらい?共通の出費は?
・語学留学・大学進学・ワーキングホリデーにかかる授業料
・地域(主要都市)ごとにかかる滞在費
・時期(3か月・6か月・1年)でかかる生活費
・以上から留学費用を算出してみましょう。
オーストラリア留学にかかる費用はどれくらい?共通の出費は?
オーストラリア留学には色々な種類があるので、その分費用も様々です。以下の3つの要素が留学の種類と費用を決定します。
✓留学費用を決める3大要素
1.どんな留学をするのか→授業料
2.どこの都市に留学をするのか→滞在費
3.どれくらいの期間留学するのか→生活費
番号順に説明します。
1. 【ワーキングホリデー】【語学留学】【大学・大学院への進学】の3つに分けられます。この並びは授業料が安い順です。
2.留学先の候補として主に挙がるのは【シドニー】【メルボルン】【ブリスベン・ゴールドコースト】【パース】【ケアンズ】です。滞在費(主に家賃代)の地域差がかなりある国ですので、どこの都市に留学をするのかは費用に大きく影響します。
3.3か月・6か月・1年間、、、純粋に滞在する期間が長くなると、その分授業料と滞在費・生活費がかさみます。
一方で、どんな留学であれ以下の費用は共通してかかります。
✓共通して発生する出費
・ビザの申請費・・・学生ビザ575ドル、ワーキングホリデービザ450ドル
・航空券・・・早い時期に予約すれば往復で10万円~
・留学生用保険OSHC(必須)・・・年間300ドル
・海外留学保険(任意)
※1豪ドル80円換算
これら共通の出費は、「任意保険に入らないならば20万程度」「任意保険に加入するならば35~40万程度」です。
したがって、留学の費用は共通の出費を除いた「授業料・滞在費・生活費」により違いが生じます。それではここからは「授業料」と関係が深い【どんな留学をするのか】の観点から留学費用を見ていきます。
語学留学・大学進学・ワーキングホリデーにかかる授業料
1年間を軸に、それぞれ授業料がどれくらいかかるのかをみてみましょう。ちなみに、1豪ドル80円換算です。
語学留学
語学学校の授業料は、週280~400ドルです。350ドルの語学学校へ1年間通う場合、350×48(週)=16,800ドル。つまり約130万円かかります。
それに加えて入学金、教材費合わせて約250ドル(2万円)かかります。
大学進学
大学は日本と同様に、「公立・私立」と学科で大きな差があります。
【公立・私立の学費の違い】
公立・・・年間180~500万円
私立・・・年間200~750万円
※教材費等を含めた値です。
公立でも名門大学は学費が高いです。また、日本と同様に文系より理系の学費が高い傾向にあるため、学費に大きな幅が生まれています。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーの場合、語学学校に通うことができるのは4か月までです。
先ほどの語学留学の例に当てはめてみます。
350ドルの語学学校へ最大の4か月間通う場合、350×16(週)=ドル。つまり約45万円かかります。
こちらも同様に、入学金と教材費合わせて約250ドル(2万円)かかります。
このように、授業料の観点から見ると大学へ通うことが最も費用がかかり、ワーキングホリデーが最も安いですね。
地域(主要都市)ごとにかかる滞在費
ここでは各地域の滞在費を紹介します。その前に用語の説明だけさせて下さい。以下は費用に深く関係します。
✓基本的な住み方2つと用語1つ
シェアハウス・・・一軒家かマンション・アパートの一室を共同で借りて住むこと
ホームステイ・・・現地の受け入れ希望の方の家に住むこと
インスペクション・・・内見のこと。オーナーと対面で会話します。
✓シェアハウスにおける住み方3つ
ルームシェア・・・1部屋を2人以上でシェアすること
オウンルーム・・・1部屋を1人で使うこと
マスタールーム・・・バスルーム月のオウンルームです
当記事ではシェアハウスの滞在費について紹介しています。また、ルームシェア・オウンルーム・マスタールームの順に値段が高くなります。
知らない人とも同じ部屋で生活ができるという方は、ルームシェアをして安く生活することができますよ。それでは見ていきましょう。※1豪ドル80円換算
シドニー
滞在費は200~450ドル/週です。物価が高いといわれているシドニーでも、シェアハウスの場合はこの価格(もしくはそれ以下)で住まいをゲットすることが可能です。ただし、インスペクション(内見)には必ず行くようにして下さいね。
これはどこの都市でも同じことが言えます。安さにつられてインスペクションに行ったらとんでもない家だった、なんてことは良くある話です。家のオーナーとは契約前に直接話して、気になることは全て聞くようにしておきましょう。
シドニーに1年間滞在する場合、週250ドルの家を借りるとして、滞在費は12,000ドル(96万円)です。
メルボルン
滞在費は180~450ドル/週です。メルボルンもシドニーと同様に物価が高いと言われていますが、この費用(またはそれ以下)で住まいを手に入れることができます。当然ですが、市内に住もうとすると滞在費は跳ね上がります。
メルボルンに1年間滞在する場合、週230ドルの家を借りるとして、滞在費は11,040ドル(88万円)です。
ブリスベン・ゴールドコースト
滞在費は140~300ドル/週です。シドニーやメルボルンと比べると滞在費はかなり安い印象を受けます。
私がルームシェアしているのもゴールドコーストで、125ドル/週です。1か月で約4万円ですので、日本より安く暮らしています。
ブリスベン・ゴールドコーストに1年間滞在する場合、週150ドルの家を借りるとして、滞在費は7,200ドル(57万円)です。
パース
滞在費は130~290ドル/週です。かなり安い印象を受けます。パースは「世界一美しいシティ」と言われる程の都市ですが、物価はオーストラリアの他の都市と比べると高くはありません。
唯一の弱点は、他の都市に行こうとする場合遠いことですね。オーストラリアの都市の多くは東海岸に位置していますが、パースは西海岸に位置する都市です。
パースに1年間滞在する場合、週130ドルの家を借りるとして、滞在費は6,240ドル(50万円)です。
ケアンズ
滞在費は140~300ドル/週です。ブリスベン・ゴールドコーストと同じ価格帯です。ケアンズは観光地を除いて物価が低く設定されていますので、留学生・ワーキングホリデーの方にとって生活しやすい都市です。
ケアンズに1年間滞在する場合、週140ドルの家を借りるとして、滞在費は6,720ドル(53万円)です。
時期(3か月・6か月・1年)でかかる生活費
ここで取り上げる生活費の内訳は以下の通りです。
✓1か月生活費の内訳
食費・・・4万円
通信費・・・3,000円
交通費・・・3,000円
お小遣い・・・1万円
その他・・・1万円
以上のように見積もる場合、生活費は1か月で7万円程度です。その他に「季節の変化に合わせた洋服代」や「生活必需品の補充にかかる料金」を考えなければなりません。
以下に3か月・6か月・1年でかかる生活費の概算を示します。
3か月の生活費
内訳 | 金額(¥) |
食費 | 120,000 |
通信費 | 10,000 |
交通費 | 10,000 |
お小遣い | 30,000 |
その他 | 30,000 |
合計 | 200,000 |
6か月の生活費
内訳 | 金額(¥) |
食費 | 240,000 |
通信費 | 20,000 |
交通費 | 20,000 |
お小遣い | 60,000 |
その他 | 60,000 |
合計 | 400,000 |
1年間の生活費
内訳 | 金額(¥) |
食費 | 480,000 |
通信費 | 40,000 |
交通費 | 40,000 |
お小遣い | 120,000 |
その他 | 120,000 |
合計 | 800,000 |
以上から留学費用を算出してみましょう
留学費用=共通の出費+授業料+滞在費+生活費
当記事で紹介した金額を上の公式のように足していけば、留学費用の概算見積もりができます。例えば「ゴールドコーストの語学留学に半年間留学する(任意保険に加入する)」場合は
(費用)=35万+65万+28万+40万=168万
です。かなり具体的な金額が求められます。
詳しい算出方法は以下の通りです。
1.留学の種類・地域・期間を決める
2.共通の出費を足す(任意保険無し20万程度、任意保険有り35~40万程度)
3.授業料を足す(期間に合わせて計算)
4.滞在費を足す(期間・地域に合わせて計算)
5.生活費を足す(期間に合わせて計算)
※例えば8か月の滞在費ですが、1年間分の滞在費に8/12を掛けることで算出できます。シドニーの場合:12,000ドル(96万円)×8/12=8,000ドル(64万円)です。
おわりに
具体的な金額が分かれば、留学の為に準備することが明確になります。何をすれば良いのかが明確になると、準備にさっそく取り掛かれますよね。
以下に関連記事として、留学期間についての記事を張っておきます。今回は以上です。
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